映画「ザ ミルク システム」レビュー【学べることわかります】
映画「ザ ミルク システム」のレビューです。
監督:アンドレアス・ピヒラー、1時間30分の映画です。
Netflixで見ました。
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1.どんな人にオススメか
・牛乳の生産過程に興味がある方
・酪農家に興味がある方
・牛乳の市場のについて知りたい方
・牛乳を買うとき、どういう牛乳を買うと良いのか知りたい方
・牛乳・乳製品が好きな方
以上のような方に、私は特にオススメしたいです!
2.学べること
・人間と牛乳の歴史
・搾乳からパック詰めまでの過程の様子
・酪農家の経済面
・狭い場所で飼われている乳牛の様子
・乳牛の妊娠のペースと寿命の問題
・畜産による糞尿の問題
・牛と環境の関係
・牛乳・乳製品と健康の関係
・アフリカでの牛乳に対する認識の現状
・欧州の酪農家とEUの関係
・農業従事者間の人間関係
・牛の糞尿を生かす方法
3.私が感じたこと
自分の命のために、牛の力を借りるということは理解できます。
これまでも、今も、そのようなことが行われているということも分かります。
ですが、現在の経済の仕組みにおいては、牛乳がなくても大丈夫なのに牛を人工的に妊娠させて子牛のための乳を奪っています。
これは、おかしいことだと感じます。
ビジネスのために動物を利用するというのも私の中では正当化することはできません。
牛のことを考えると、狭い空間に入れられていて、いつのまにか妊娠させられていて、という状況が続くというのは恐怖です。
体的に負担が大きいことは明らかなようにも思えます。
産んだ子がどこかに連れて行かれるときの気持ちも、想像はできないほど苦しいものかもしれません。
産んでも産んでもそばからいなくなるのです。
環境面・栄養面を考慮しても、一度多くの人が、牛乳や牛肉の摂取について考え直す必要があるのではないかと思います。
小さいときから牛乳に対して私が持っていた認識を当たり前だと思って生きてきましたが、それが事実と異なるようで、今までのは何だったのだろうと思います。
酪農で利益を得る難しさも伝わってきます。
一方で、畜産というお仕事を誇りをもっている方ももちろんいて、私は動物性のものを食べない身ですが、複雑な気持ちになります。
誇りをもって何かをされているのは本当に素敵なことです。
しかし、動物はどのような思いなのでしょうか。
まだ勉強不足で科学的に動物の感情について何が証明されているのかなどは分かりませんが、非常に苦しんでいる可能性もあると考えると、その生産に荷担したくはありません。
広告の怖さも感じました。
農産業界にとって、持続可能な仕組みが都合の悪いものだったとしても、子孫のため、地球のためにより重要なことは何かしっかり考えて行動することが大切だと感じました。
また、糞尿を有効利用することは、持続可能な社会の実現には重要なことだと感じました。
以上です!
では、お読みいただきありがとうございました!